この土用が明ければ暦の上では夏となる。
今年の春は体調不良に悩まされたけれど、主治医の先生、家族を始め、仕事関係、友人や公園仲間、親戚、その日その日に助けがあり何とか乗り越えることができた。
今制作中の花物語のテーマは和、
自然との調和、自分を取り巻く人間関係全てとの調和でこの作品が出来上がっていくと感じられてならない。
最初は私にとって和とは日本のこと、日本趣味、美術でいえばジャポニズム…。少々形式的だったかもしれない。
撮影をするに従ってそれは単なる形式であり、私が表現したい和とは調和だということがわかってきた。
今年に入り世界中で災害が続き、地震は日常茶飯事、生きていくにはあまりにも厳しい状況になってきている。
その中で自然を思い、人間だけの世界、自己中心的な考え方を見直す時が来ているように私は感じる。
この状況を人が生き抜くためには、もう一度人間が自然、生きとし生けるもの全てのものと調和を考え直すべきではないだろうか。
森羅万象-全てのものにいのちがある-この思想を込めた花物語はこの和(調和)なくして成り立たない。
写真は春の最後にいただいた土のついた美しい筍。オノさんありがとう😊