去年大きく治療が進み、一番変化したのは食欲であった。
それはほぼ食に興味がなかった私にとってとても大きなものだった。
以前の私の内臓は栄養が吸収されずそのまま体の外に出てしまう状態だったが、
それが吸収されるようになり、それとともに味覚に変化があらわれた。
おいしいと感じるようになった。
体が食べ物を求めだした。
以前の私は極端に言えば精神のみで生きていたといえるかもしれない。
しかし今は人間にとって肉体と精神のバランスがとれ、はじめて生きているといえるということがわかってきた。
空想-精神性
よろこび-直接的な現実、直接肉体と関わってくるもの
この2つが重なる美しい物語を作りたいと思った。
(写真は全て自作の料理です。
私にとって食材を使って料理する事は彫刻をすること、
プレートに料理を並べテーブルを飾ること、それは絵画を構成することです。)
-CANTATA 空想とよろこびの食卓-展
開催日時2023年6月17日(土)−7月1日(土)
13:00-19:00 (水曜休廊)
最終日は17:00まで
場所 ギャラリー ラウラ
http://www.gallerylaura.com/
展覧会を記念して写真集販売もいたします。
